店主ノート

10年史 その6(真ん中 2)

2019年11月13日(水) 9:59

11月13日 8時53分

そろそろ、札幌も初雪が降り夏タイヤでは走行不可能になるだろうな。

今年の秋刀魚とイカはよろしくなかったなー。

秋刀魚は細くて脂のりは悪いし

イカは小さくやっと大きくなりましたけど高いしと困ったもんだ。

それでは10年史の続き真ん中2を有頂天になって僕はすぐに移転準備。

身体1つで行くみたいなもんです。

一緒に行ったスタッフはYちゃんと現在も居てくれるIちゃん。

あとのスタッフは諸事情で辞めていきました。

今もたまに来てくれ、プリンス会館から手伝ってくれたK姉さん。

そういえばK姉さんに真ん中移転を話した時に彼女は涙を流しました。

その涙の意味すら僕は有頂天だったのでわからなかった。

真ん中移転の時もすぐに12月の忘年会シーズン。

やっとこの常連さんの皆さんの忘年会も新しく移転先です。

不思議なことに北海番屋の予約の忘年会はほぼ0だった。

僕はその原因はわかっていましたけど。

それも引っくるめてやっとこの店を維持し改革をしないとなと思ってました。

それにしても席数も増え立地も良くなったので忙しい忙しい。

でも、経費も高いので笑いが止まらないではなかったです。

人手不足もあり、スタッフを掻き集め料理の見直しやらと毎日が忙しいのでヘトヘト。

常連の皆さんが来てくれても前みたく話せないのでアイコンタクトのみ。

でも、ジワリジワリと何かが違うのがわかってくることが多くなってきます。

それを最初に気づかしたのが常連さんのふくはらさんです。

今でも鮮明に覚えています。

1人で来て帰る時に玄関まで見送った時に言われた一言

『今までのやっとこではない!』

そこからです。

違う常連さんには

『だんだんとマスターが遠くなっていくねー』

『前ならいろいろと話せたのになー』

『落ち着かない』

『なんかチェーン店みたいだね。』

それでも、僕は笑ってごまかしてた。

何をごまかしていたか。何でやっとこがここまで来たのか。何で常連さんが来てくれていたのか。

それが自分の中で徐々にわかり始めてきた。その気持ちを自分に向けて笑ってごまかしていたんです。

そうですねー、半年くらいは元々番屋にいたスタッフとのバランスをとりながらのやっとこイズムの確立を目指したんですけど

1年くらい経ってから共同経営とはカッコつけてはいたものの

所詮、僕の立場は子で最後は親の言うことを聴かないといけない。

普通はそうなんですけど

でも、僕は違った。

やっとこオープンして6年間の自分に自信があったので生意気で生意気で。

そっちの方法よりはこっちの方法

それは、人・物・金の使い方の考えがだんだんと違ってきたんです。

そうなると僕の性格は『わかりました、そうですね。』とは言えない。

なぜなら、自分の基本はお客様。

すいません。

冬タイヤの交換が終わりましたと呼ばれてたので続きは次回の『真ん中 3』で。

 

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