店主ノート
10年史 その6(真ん中 4)
2019年11月19日(火) 9:35
11月18日 12時59分
10年史もかなり長くなりました。途中から読まれてる方もいると思います。時間があれば10年史その1からご覧になると当店の歴史が面白いかもかもです。
前回の神がかりな話しの続きです。
営業担当のMさん移転してから2.3ヶ月は様子を見に来てました。
それから、1年くらいは間が空きました。
そんなある日のこと僕は前の日の売り上げを昼間に毎日銀行に納めに行ってたんですけど。
銀行の入り口付近にNさんが立っていました。
1年ぶりくらいの再会です。
当然、お互い知らない仲でないので『お元気でしたかー?、お久しぶりです、どうです店の方は忙しいですかー?』とたわいもない言葉を交わしました。
でも、最後にNさんが言ったのが『マスター、戻って来てくださいよー、新しい店舗も出来るんですよー、今度、連絡しますからねー』でした。
その時の僕の心境は前回も述べていた。何か、フットワークが良くないんだよなーでした。
そして、交渉になったわけでほぼ上手くいくような感じでした。
でも、地震でしばらく交渉の進展がなく結局は交渉決裂。
このしばらくの間にNさんから連絡があったんです。
その内容は今のビルでなく違うビルに新しい飲食店フロアを作っていて、その何店舗かの1つを僕にやって欲しいんです。
その時の僕は交渉が上手くいくと思ってたので今の状況を説明して断りました。
でも、皆さんも知って通り結局は交渉決裂です。
それからの僕は真ん中3に書いた通り、自問自答の日々です。
それが確か10月の中旬くらいでした。
そんな状況の中でまたNさんから連絡が来ました。
『マスター、急な話しなんですけど前のやっとこの店が焼き鳥屋が入って営業してたんですけど同じビル内で移転することになって、以前のやっとこが空いたんでどうですかー?年内なら良い条件だしますよー、あと前回お話しをした新しい店舗もほぼ完成したので見ませかー?』でした。
言っときますけど、Nさんは僕の状況は知らないですから。
このNさんは毎日24時間どこからか僕を監視してるんでないかと気味が悪くゾッとしましたよ。笑
あまりにもタイミングが良過ぎますよね。
でもね、ここでまた僕の直感が働くんです。
覚えていますか?
10年史 その5(復活)に書いてあった『空から雪が降って頭に…』アレです。
Nさんに会って話しを聞くだけ聞いてみればと神様が囁いてくれたんですよ。
そこにどうしょもない行き場のない自分の気持ちが解放される道筋が見えたでしょうね。
そしてNさんと会いました。
新しい店舗を見に行きました。
5階で6店舗くらいのうちの1つで見ましたけど席数が詰めてギチギチの18席かな。でも、席数と家賃とやっとこの客単価とのバランスが合わないのでパスです。
そしていよいよ、焼き鳥屋が入っていて移転することになった旧やっとこを見に行きました。
旧やっとこの入り口に立ち、入るのは1年10ヶ月ぶりです。
そして店の中に入って見たら何一つ当時のままでした。
焼き鳥屋さんはそのまま何もいじらずに1年半くらい営業してたみたいです。
その時の僕の心境を例えるなら
生まれたばかりの子犬(犬が好きなので)を飼いたくなり、僕が選んできた子犬をスタッフと育てそこにお客様も応援してくれ。
そんなある日に事故(火事)に合ってあの世に旅立つ
落ち込んでる僕にスタッフは見守り、お客様はまた僕とスタッフが育てたのを応援したいなーと
もう一度、子犬を飼おうと思い。
どれが良いか迷ってるとこにS子の一言
そして2年間スタッフの力を借り、お客様の応援もあって育ててきたのに。
そんな時に調子に乗った僕は他人様の子犬を育てたくなり
今まで育ててきた子犬を置き去りにして
それがK姉さんの涙です。
その後、違う人に育てられて
1年10ヶ月ぶりに会ったら何も変わんない子犬は尾っぽをいっぱい振って僕の顔をペロペロと舐め回す。
そんな場面の僕の気持ちはわかると思います。
すいません。
かなり、長く書いてしまいました。
目が疲れたので目薬をしますので
この続きは次回にです。
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